スイカのバイアグラ効果(黄色の西瓜、そしてスイカの皮に注目)
スイカのバイアグラ効果(黄色の西瓜、そしてスイカの皮に注目)
AP通信社(2008年7月3日)の記事を抄訳(2008年11月12日・by CJ)
西瓜(スイカ)にはシトルリン(citrulline)という成分が含まれていて、血管を弛緩させる作用があることが分かりました。これは男性がバイアグラを摂取した時の効果とよく似ている、とのことです。
このバイアグラ効果のあるシトルリンはスイカの果実と皮に含まれていて、大量に摂取された場合、体の酵素に反応し、アルギニン(arginine)に変化します。そしてアルギニンは心臓、循環系、そして免疫システムに有益な作用のあるアミノ酸なのです。
アルギニンには一酸化窒素の量を増やすことによって血管を緩める作用があります。これはバイアグラのもたらす効果と同様のものです。
スイカのシトルリンは、その60%が皮の部分に含まれています。今後の課題として品種改良によって果実部分のシトルリンを増やすことができるかもしれません。尚、シトルリンの含有量が多いのは果実部分が黄色のスイカです。
アルギニンの体内レベルを上昇させるためにはおよそ6カップ、体積にして1.4リットルのスイカ果実を食べる必要があります。
しかし、アメリカサイズの計量カップ(237ml)の中に切ったスイカを入れて6カップですから、たいした量でもありません。巷ではいい加減な翻訳で「スイカ6切れ」などと書いてありますが、これは正確ではありません。このおっつけ仕事の翻訳は共同通信社の仕業かもしれません。
昔から漢方ではスイカが腎臓に効くとされてきました。これはスイカに利尿作用があるためです。
スイカ以外の食べ物でシトルリンを微量ながら含む物には、キュウリやキャンタロウプ(メロン)などがあります。乳製品のカゼインにもシトルリンは含まれています。
シトルリン含有量が最も多いのは実生のクルミ(クルミの苗木)ですが、苦い(にがい)ので食用には向きません。
スイカを食べるとバイアグラ効果が期待できる、これは朗報です。西瓜の皮の部分に有効な成分が多く含まれる、とのことですから、これからはスイカの皮も漬け物などにして食べるとよいかもしれません。
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